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総帥Diary - 徒然なるままに -

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「射手座の日」 

TVのハルヒ残りもあと2話です。冒頭いきなり現れた銀英伝風味のSF映像に、「おいおいif物のパラレルワールドネタに走ってしまったのか!?」と一瞬焦りつつも、シミュレーションゲームの世界を視覚化しただけだと分かり一安心。

ハルヒの横暴によってPCを略取されたコンピュータ研が仕掛けてきたリベンジ。この勝負で使うゲームが市販のものではなく、彼らが作成したものである時点で何らかのイカサマが有りそうだと想像はつくのだけど、勝負を持ちかけられた際に誰もこの不公平感に関する突っ込みが無かったのがちょっと不思議。キョンあたりが言いそうなもんなんだけども。

ところで、今回は演出やビジュアル面でもまさに長門が主人公としてクローズアップされた回でしたね。マウスの使い方が分らずキョトンとしているところや、コンピ研のイカサマへの対抗に静かに闘志を燃やすシーン、そして最後にコンピ研への参加要請を受けた際のキョンとのやりとりなど、えーと・・・まぁ正直たまらんわけですよ(*´Д`*)。

気の強いキャラクターに目が無い私としては、確かにハルヒの振る舞いにはグっとくるものがあるのですが、今やこの路線は「ツンデレ」と定義されすっかりキャラの王道になってしまいました。普遍的な属性になってしまったが故に個性が形骸化してしまい、どうにも昔感じていた「気になる存在」として見られなくなっている自分がいます。

みくるにしてもそれは同じで、彼女はハルヒがSOS団設立初期に語っていたようにまさに「萌え」を体現した存在です。彼女のルックスや天使のような性格も、やはり定番キャラとして確立されたものです。古泉が彼女のそうした部分を「キョンを篭絡する為に計算し尽くされたもの」と指摘するのも有る意味頷けます。だから私にとっても彼女はあくまで観賞用であって思い入れを込めるキャラでは無いわけです。

では長門はどうでしょうか?。多分初めて彼女を見た時殆どの人が「綾波レイの二番煎じ」と感じた事でしょう。正直私も最初はそう思いました。もともとこの作品を斜に構えて見ていましたし。

しかし、綾波と違って長門には確実に人間としての個性と感情が存在しています。エヴァにおいて綾波は徹底的に人形として描かれていました。端々に感情表現はあったのですが、それは彼女の意思の現れというよりは、コンピュータシステムが返す機械的なアクションの一部としか私には見えませんでした。そうした演出が徹底されたからこそ、最終回のパラレルワールドに登場したもう一人の綾波の存在がより強いインパクトとして視聴者に伝わったのだと思います。

長門はキョン達と出会ってから明らかに変化しています。その変化はキョン以外のメンバーには伝わっていないかもしれないけれど、その様子が小説3巻「涼宮ハルヒの退屈」に収録されている「笹の葉ラプソディ」という話にも描かれています。キョンは3年前の長門と、今の長門の違いをはっきりと見分ける事が出来ました。

情報思念統合体が作り出したヒューマノイドインターフェイスは、朝倉涼子のように普段は一般的な人間として振舞う事が出来るものも存在するようなので、どうも長門はその中でも異例の存在なようです。しかし朝倉涼子は人間的に見えてその根本は真逆でした。有機生命体の生殺与奪を大したものとは考えておらず、冷徹な判断によって強行に事を進めようとしました。夕日の差し込む教室で、彼女がその本性を現した瞬間は見ていて慄然とさせられたものです。

それと反して長門は普段から感情を表に表さず、他者とのコミュニケーションも殆ど取ろうとしません。でもその根本には非常に人間くさい部分が垣間見えるんですよ。だからそんな長門が少しずつ変わっていく様を見ているとそこはかとなくグっとくるわけです。長門にとってキョンは自身の命令系統上位者でも何でも無いわけですが、何故か彼に行動許可を求めるシーンが多いんですよね。今回もそんなやりとりがありましたが、長門にとってもキョンは特別な存在だからに違いない!と妄想は加速するわけで。

一言「長門萌え」と書けば済む話を延々と書き連ねてしまいましたけど、まぁそれだけ思い入れが有るキャラだって事でひとつご勘弁を(;´Д`)。

後は本編を見ていて妙に気になった事がいくつか。

冒頭のシーンで古泉がハルヒの命令に「アイアイマム!」って答えているシーン。同じ艦の下士官が女性艦長から指示された際の返答としては分るんですが、別々の艦の艦長同士でこのやりとりって何か違和感あるんですよね。艦長同士でも階級が違えばこういう返答になるのかなぁ?。何だかこのシーンって、今回脚本を担当していた賀東さんがフルメタのパロディとして入れたかったのかな、とか一瞬思ったんですが。

次に何でキョンの艦隊だけはブリッジのクルーが描写されなかったんでしょう?。ハルヒの艦隊は宇宙人、みくるの艦隊は猫人間?、古泉の艦隊は超適当、長門の艦隊は全員長門、と何となくそのキャラごとの特性を反映したクルーなんですけど、キョンだけは意図的に描かれていないんですよ。正確には後ろ姿がちらっと見えていて、その絵を見る感じではキョンと同じ髪型に見えたんですけどね。これも何らかの演出意図があったのかなぁ。すごい気になります。

後は長門のコンピ研への参加話が出ましたけど、PC触るだけならSOS団にも既にPCが存在しますよね(今回の件で一人一台体制にもなりましたし)。それを触れば十分だと思うんですが、これはやはりPCに詳しいコンピ研のメンバーと共にPCを触っていく事でもっと突っ込んだ使い方を知る事が出来るだろう、とかそんなキョンの配慮だったんでしょうか。

ちなみにこのエピソードは珍しくハルヒの思いつきではなく、外部から持ち込まれたイベントとして発生していますが、私たちは既にこれと似た話を目にしています。それは同じくコンピ研の部長が登場した「ミステリックサイン」の回。この時の事件は長門が演出していたフシがありますので、今回の話も実は長門が関与していたのかもしれませんね。話の最後を見ているとそう思えてなりません。


さて次回は「サムデイ イン ザ レイン」です。うーんこれで終わってしまうんだなぁ。