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総帥Diary - 徒然なるままに -

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パトレイバー劇場版/パトレイバー2 the Movie 

機動警察パトレイバー 劇場版機動警察パトレイバー2 the Movie
部屋の掃除をしていた際、実家から引き上げて来たパトレイバー2 the Movieの設定資料集を見つけまして、掃除そっちのけで暫し読みふけってしまいました。で、どうにも辛抱たまらくなって劇場版2作品のDVDを楽天でポチりました。

非常に今更ですが、先日購入したAVアンプで一応ですが5.1Chを聴けるようになりましたし、それぞれのサウンドリニューアル版が収録されているこのDVDを購入したわけです。VHSやLDは持ってましたけど、部屋の片付けで一切合切処分しちゃってましたんで改めて欲しかったというのもあります。

パトレイバーは1988年に開始したメディアミックスの走りで、開始当初はゆうきまさみの原作と初期OVAがほぼ同時進行で展開していました。究極超人あーるが好きだった私はこの原作にひとめでハマってしまい、以来ずっとこの作品のファンです。

当時はアニメ版の監督が押井 守である事を強くは意識していませんでした。今でこそ海外でもカルト的ファンの多い氏ですけど、この頃はそれ程世間から注目されてはいませんでしたしね。一連のアニメシリーズの中で私が一番好きなのが、押井 守監督の劇場版2作品です。特に1作目がある意味私の中では最高傑作だと思っています。

確かにキャラクターデザインはややリアル志向になっていて、ゆうきまさみや高田明美の色が殆ど無くなっていたものの、私はその点に関する不満は殆ど感じませんでした。初期OVAの雰囲気を残しつつ、レイバーアクションをしっかりと盛り込んだエンターテインメントの決定版と言える展開に初めて劇場版を観た時は鳥肌が立ったもんです。

オープニングの自衛隊試作レイバーHAL-X10の暴走シーンや、ラストの箱舟の崩壊とアルフォンスvs零式の決戦は何度見ても燃えますし、それぞれに流れるBGM「ヘヴィ・アーマー」「朝陽の中へ」も名曲でサントラを買って以来何度聞き直した事か。これまで食べたパンの数と同様記憶にありません。

特に今でも凄いと思うのは、1989年の時点でコンピュータウイルスをテーマにしていた事です。レイバーは今のPC同様OSで制御されており、その新バージョンに特定条件下で発症するウイルスが仕込まれ、都下で稼動する数千台のレイバーに暴走の危機が迫ります。

89年当時の日本では未だNECのPC98シリーズとMS-DOSの組み合わせがシェアを占めており、Windowsやインターネットはまだ個人に広がっていませんでした。PC自体の普及率も今ほど高くなく、個人がコンピュータウイルスを驚異として感じる時代では無かった筈です。そんな時代の話ですから、その先見性の高さには目を見張るものがあります。

2作目は1993年に公開されましたが、この作品も自衛隊のPKO派遣や日本国内でクーデターの起きる可能性をシミュレートした骨太の作品で、作画のレベルも格段に上がり、根津甚八や竹中直人をメインキャラクターの声優に起用した事も作品の持つ重厚さに寄与したと思います。

1作目のような燃える展開では無くむしろ淡々と話は進行していくんですが、その中でも当時びっくりしたのは、第2小隊のメンバーの殆どが他部署に転属していた事です。野明と遊馬は整備課経由で篠原重工へ出向、進士は総務課長、太田はレイバー訓練教官、隊に残っていたのは後藤とひろみだけ。永遠だと思っていたあの第2小隊がバラバラになっていた事に少なからず衝撃を受けました。

このように2作目は非常にリアリティを追求した物語でした。バラバラになった第2小隊、お互い腹に一物を抱えた同士である後藤と荒川の掛け合い、レイバー大好き少女から卒業した野明、しのぶと柘植の関係など、それぞれの要素が絡み合って非常に大人の物語に仕上がっています。

ただそれ故に決して子供受けするアニメ作品では無く、明らかに実写映画向きの物語だったと思います。実際私も初めて劇場で見た時には全てを理解しきれずで、その後何度か見直してようやく話を理解した感じでした。

この2作目が事実上の最終話となりパトレイバーは一旦は終結するのですが、その後2002年に3作目のWXIIIが公開されます。コミック原作の「廃棄物13号」をベースに製作されたこの作品は正直微妙でした。

作品としての品質に不満はありませんでしたが、想像していた以上に第2小隊が絡んで来ない刑事物だった為、映画館で見るまでは無かったかなと正直ガッカリしたもんです。というわけで何度も見たい作品でも無かったので、今回は購入対象から外しました。

ちなみにパトレイバーはHD DVDでの発売が決定したそうですね。BDとHD DVDは今後並存出来るのか淘汰されるのか分かりませんが、やはりどれだけソフトが流通するかが鍵になりますので、そういう点では今後のラインナップに注目したいところです。