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総帥Diary - 徒然なるままに -

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「涼宮ハルヒの陰謀」読了 

涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)
7冊目の「涼宮ハルヒの陰謀」を読み終わりました。今回は待ち望んでいた長編です。以後ネタバレ注意。
物語は「涼宮ハルヒの消失」の解決編から始まります。冬合宿から戻ったキョンはみくると長門に協力を求め、長門が世界改変を行った直後の12/18に再び時間遡行しました。そして2週間前の自分を何とか救出します。

以前「消失」を読んだ時気になっていたのが、世界改変によって再登場した朝倉涼子が果たして人間だったのかそれともTFEI端末だったのかと言う事です。

私は最初あの朝倉はあくまで「狂気に囚われた人間」だと思っていました。あのタイミングで登場したのは、あくまで長門に対するストーカー的庇護意識の現われだったんだろうと。しかし今回の解決編を読むとそうでは無かったように見えます。

時間遡行してきた長門にキョンの刺殺を阻止された朝倉は「あなたが望んだんじゃないの・・・今も・・・どうして」と発言し、その後長門によって消滅させられます。この消滅描写は「涼宮ハルヒの憂鬱」で情報連結解除された時と同じです。

長門が改変した世界にあっても、朝倉はあの世界を作り出したのが長門である事を認識した上で長門を「バックアップ」していました。朝倉をそうした存在として再生させたのも、やはり長門の意思だったんでしょう。「ミステリックサイン」の最後でキョンが長門に対して「お前にもあるのだろうか、一人で居るのは寂しいと思うことが」とモノローグで語りかけるシーンがありましたが、朝倉の再生はその問いに対する回答の一つだったんじゃないかと私は思っています。

バグが修復された12/18の長門は1/2から来た長門に情報同期を求めますが、彼女はそれを拒否します。今までの長門には見られなかった明確で強い意思表示。この長門の変化については本編で更に詳しく描かれます。

ちなみにこの解決の立役者の一人である筈のみくるですが、気の毒な事にまたもや肝心なところでみくる(大)に眠らされてしまい、その事で自身の存在意義について大いに悩みます。それが前巻の「朝比奈みくるの憂鬱」につながっていました。

さて本編ですが、前巻の後書きにあったように「朝比奈みくるの憂鬱」からつながる話になっています。

・8日後のみくるが時間遡行してくる。
・みくる(大)から指令。
?路地の空き缶を地面に固定する。
?鶴屋家所蔵の山にある石を移動。
?花壇で拾った物を匿名で有る人に送付。
?亀を川に放流。
・花壇イベントでみくると敵対する未来人勢力が登場。
・亀放流イベント後、古泉達の「機関」と敵対する勢力による8日後のみくる拉致。
・「機関」の森・新川・多丸兄弟の協力により拉致されたみくるを奪還。
・みくる元の駐留時間に帰還。

とまぁこんな感じで、みくる(大)から課せられたお使いを、8日後から遡行してきた来たみくる(小)と一緒にクリアしていくお話。今回のポイントは、やはりみくるや古泉達と敵対する勢力が登場した事でしょう。特に未来人の敵対勢力についてはみくるを敵視する謎の男が登場。みくるの拉致にも関与していたようで、今後いろいろと鍔迫り合いがありそうです。

ところでみくるはこの男を知りませんでしたが、あれだけ露骨に悪意を向けられた相手に対し「そんなに悪い人に見えなかった」と発言しています。ここから推測出来るのは、更に先の未来から来たみくるの関係者である可能性です。もう少し突っ込んで言うと未来の息子かなと思ったわけですが如何でしょう?。ちょっと安直かな。

長編と言うこともありやや冗長と言える程意味不明のお使いが描かれましたが、それらのうち鶴屋山の細工以外は全て未来の規定事項を遵守する為に必要なアクションだった事が最後に分ります。鶴屋山の件についてははっきり言及されませんでしたが、細工の結果ハルヒが見つける筈だった謎のオーパーツは鶴屋家で保管される事になりました。キョンが感じているようにこのアイテムが今後の鍵を握る事になるでしょうね。

古泉曰く鶴屋家は「機関」のスポンサーであり、冬合宿以降鶴屋さんが単なるハイテンション女子高生では無い事も少しづつ明らかにされています。やはりハルヒとあれだけ渡り合える人ですから何かあるとは思ってましたが、彼女も今後が気になる1人です。

そして今回陰からキョンとみくる(小)をアシストしていた長門ですが、その過程で「消失」事件以降に異次元同位体との同期機能を無効にした事をキョンに明かします。冒頭の解決編でも過去の自分から求められた同期を拒否していましたが、今回の措置はそれを恒常的に維持出来るようしたものです。

「同期機能を失うことで自立起動をより自由化する権利を得た。わたしは現時点におけるわたしの意志のみによって行動する。未来に束縛されることはない」

長門が冗長に発言する時、そこには必ず彼女の強い意志が伴います。過去にキョンに対して正体を明かした時とそれは同じ。言い回しは硬いけれど、ようするに長門は自分から特別な力を少しづつ排除していこうと考えたわけです。未来に縛られず自分が考えたように行動出来る自由を何よりも大切にしたい。これは受動的に行動するTFEI端末の枠を完全に超え個人たろうとする長門の自我の萌芽。

それと長門からは「雪山症候群」でSOS団を異空間に閉じ込めたのは、統合情報思念体と起源を異とする広域体宇宙存在だった事が説明されます。今回彼らは直接事件に介入してきませんでしたが、その内この勢力が長門のようなTFEI端末を使ってアプローチしてくる可能性について示唆しています。どうやらみくるはそれに思い当たるフシがあるようですが・・・。

さぁいよいよ物語は動き始めました。宇宙人、未来人、超能力者それぞれに対峙する敵対勢力。一定の距離を置き、付かず離れずの鶴屋家。そして一人何も知らされずに行動する我らが涼宮ハルヒ。今後も展開から目を離せません。

次回はいよいよ最新刊である「涼宮ハルヒの憤慨」です。
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